路地で世界に出会う

 去年のことになってしまうのだが、10月26日にトランプ来日反対のデモに参加した。新橋のSL広場に集まり、そこで集会を行い銀座まで歩いた。

 その時にはもう高市政権が誕生していたのだが、同僚と

『また、横田から来るんだろ、なんで横田から来るんだよ、ビジネスマンなら羽田か成田から来いよ』

 と話していたら、本当に羽田からきて驚いた。トランプやるなと思ったのだが、デモはそういった情勢に押されてか殆ど、存在していないかのような、一応、やってますというような非常に少人数のものであった。

 その時、日本人の人が集会でスピーチをしていて、忘れてしまったのだが、何かすごく重要なことを話していて、私は何かプラカードかなんか持って立ち尽くしていたのだが、その人のスピーチが終わった後にひょろっとしたカメラを持った外人にあの人は何を話していたんだと聞かれ、ああ、何か聞きたいことがあるのねと思い、コンビニかなんかに行っていてその場にいなくなっていたそのスピーチした人を見つけてきて、この人が何か聞きたいことあるみたいですとその人につなげた。

 皆で銀座まで歩いて、解散ってなって帰ろうかと思って路地を歩きだしたら、その外国人が話しかけてきた。ちょっと話していたらフランス人だという。立ち話をしていたら女性の外国人(フィンランド人)が、おおどうしてる!?みたいな感じで話しかけてきた。正直言うと、私の周りには居ないタイプの人たちで友達になりたいなと思いながらも帰ってきてしまった。

 後からChat GPTで調べてみたら。多分東京国際映画祭に取材に来ているジャーナリストのようだった。

 彼らが言うには『今、日本は民主主義危ういよ』ってことだった。

 そして、先日渋谷で行われたロシア人の人たちによるウクライナ侵略反対のスタンディングに行ったら、日本人ジャーナリストの原 隆さんという人に声を掛けられ、神田神保町区民館で行われた、集会に参加した。

 今、読んでいる途中なのだが

 加藤 直樹さんという人の ”ウクライナ侵略を考える”(あけび書房)

 という本を買った。この時は、著者が横に坐っていて、他にも林さんというジャーナリストが発言していた。

 街に出て思うのは、少しづつだけど私の周りにいなかった人たちとコミュニケーションが取れるようになってきた自分が正直嬉しい。彼らは世界を周遊している人たちだし、常識というものの視点が、日本にだけ居たら得られないものを彼らは持っている。それは良い意味での路地での話なのかもしれないけれど、そういう会話って実はあまりないのだ。彼らも私シャイだしも傷付きやすい人間だし、そういう回路に自分が接続できるようになってきたことはありがたいことだなと思う。

 香港のポートランド・ストリートを歩いたとき、路地で世界が交差しているのを感じた。最近、東京でも同じような瞬間に私でも出会うことがある。

Portland Street,Hong Kong

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