ついこの間までは、日本にいることが非常にマイナスイメージであると、全然というか自分が弾圧の対象のようなポジションにいるように思っていたのだけれど、今は世界のほかの国より生活コストが安いような気がし始めている。
ニューヨークの物価高はすごいし、香港だってミーティング場のレンタル料は、今の日本の台場区民センターの方がコストは安い。
この間の旅行で買った買い物用のエコバッグだって洒落たものであれば東京より香港の方がコスト高だ。
日本が嫌だったことって何だったのか考えてゆくと、小泉~安倍政権がやったことはサルバドールアジェンデが倒れて以降のピノチェト政権がチリで行ったようなフリードマンの新自由主義と軍事政権のような政治体制がずっと続いていて、自分のようなタイプの人間はずっと社会の目を盗んで生活しなければならないような感じだったんだけど、気が付いてみるとそのころとは何か違うような社会状況になっている気がする。まあ、日本はアジェンデのような社会主義政権を経験したことはないが。
その間にいまやアメリカは戦争への間接的介入がやめられないような状態になり、自己正当化に忙しく、中国はロシアと付き合わざるを得なくてあいまいな態度を取り続け、日本だけがアジアのスイスのような幻想的な(非現実的だけど一時的な)中立平和国家の島国になり、多くの外国人が疎開してくるような都市に東京がなっているような気もする。さらに物価も安ければ彼らにとってはまるで天国ではないか。
まあ、この状況を苦々しく思っているアメリカ人なんて沢山いるだろうし、偶然の産物なんだから長くは続かないような気もするが、現状そうなんだから、とりあえず、それを維持した方が良いような気がする。
中東のことが分からないと近しい人に話したら紹介してもらった映画”天国に違いない”をこれまた無料でUsenの宇野さんのサービスで観ました。
さらに最近驚いているのは、東京民報で読んだ森永卓郎さんのインタビューだ。どうやら新著ザイム真理教に詳しいようなんだけど、増税した官僚が出世する仕組みになっているだけで、国際的には日本は借金ゼロだという話。乱暴に言うとそういうことなんだけど、僕の身近な共同体でも同じようなことしている人たち(自分も人にあげていた絵を値段付け始めてんだからまあ同じようなところもあるが)がいるのでこれからの話になるが、彼のようなエコノミストにそのことを語ってもらえると、真実に近づいた気がする。

